春日部市議会 2014-12-02
平成26年12月 2日厚生福祉委員会-12月02日-01号
それでは、議案第94号に対する質疑を求めます。
◆並木 委員
第1、第2保育所の建てかえに伴いまして、
武里南保育所というふうな名前がつくことになりました。これについては結構なんですけれども、附則のほうで、
健康学習室等の使用などについて、附則の一部の削除になるわけですけれども、これまで第1保育所の
子供たちがゆっく武里を使用して、現在もそうですけれども、ということで、保育に特に支障がなかったか、また、ゆっく利用者との関係ではトラブルなどはなかったのだろうかと、そこだけちょっと確認させてください。
◎粂原
保育課保育所担当課長
議案第94号「春日部市
保育所条例の一部改正について」のご質疑に答弁申し上げます。
ゆっく武里を保育所として使用するに当たってのトラブルなどはございませんでした。また、健康課及び
施設管理者が協力的であり、
子供たちの安全などに気を配っていただいて、さらに施設の修繕などにも積極的に行っていただいたことにより、今までと同様に
子供たちが快適に過ごすことができ、保育所としての機能を保つことができている状態でございます。また、ゆっく武里を従来どおり使用するに当たっても、トラブルなどはないと伺っております。
◆並木 委員
結構です。
○金子 委員長
よろしいですか。
ほかにございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
以上で議案第94号に対する質疑を終結いたします。
◇議案第95号の審査
○金子 委員長
次に、議案第95号「
春日部市立ふじ学園条例の一部改正について」を議題といたします。
本案については、執行部の説明を省略したいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
それでは、議案第95号に対する質疑を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
質疑もありませんので、議案第95号に対する質疑を終結いたします。
◇議案第99号の審査
○金子 委員長
次に、議案第99号「
指定管理者の指定(春日部市春日部第1
児童センター)」を議題といたします。
本案については、執行部の説明を省略したいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
それでは、議案第99号に対する質疑を求めます。
◆並木 委員
エンゼル・ドームの
指定管理で、これは今までお願いしていた業者が引き続き継続というふうなことになるのだと思いますけれども、現状の
エンゼル・ドームの職員数や専門職の配置がどうなっているのか。
現在の業者が
主催事業として行っていることはどういうことがあるのか。
今回の提案については、提案内容が資料で出ているんですけれども、要するに、今までよりも充実といいますか、そういうふうになるのかどうかというようなことを確認したい。
それから、
子育て相談は当然行っていると思うんですけれども、市や
児童相談所との連携がどうなっているのだろうかと。個人情報の関係などもありますし、そういうことも含めて、連携がどうなっているのか。
災害時の対応としては、この間、一番大きな災害として3月11日の大震災があったわけですけれども、そのときは支障なく対応ができたのかどうか、災害時の対応などについても教えていただきたいというふうに思います。
それと、施設と備品について、少額なものについては、施設の修繕や備品の購入などについても業者の側が行うというふうなことになっているようなんですが、この4年間の中で市が購入したもの、修繕したものはあるのか、ないのか。また、業者が購入や修繕を行ったものはどういうものがあるのかということについて教えてください。
◎神谷
子育て支援課長
議案第99号「
指定管理者の指定について」における春日部市春日部第1
児童センターに関連する質疑について、順次ご答弁いたします。
初めに、現在の
エンゼル・ドームにおける職員数につきましては、
常勤職員7名、
非常勤職員5名の12名の職員から構成されており、常時9名の職員体制となるよう、これらの職員を
ローテーション勤務により配置しているものです。
また、専門職としては、省令で、「児童の遊びを指導する者を置かなければならない、いわゆる
児童厚生員と言われる方ですが」とされていることから、職員12名のうち9名が、
児童厚生員の資格を有している専門職となります。内訳とすれば、
常勤職員7名、非常勤2名が
児童厚生員の資格を持っております。
続きまして、
主催事業につきましては、定期事業として主に、乳幼児とその保護者を対象とした「ベビー・
エンゼルのつどい」、「プチ
エンゼルのつどい」、2歳から5歳児までの未就学児童とその保護者を対象とした「
エンゼルのつどい」などの
子育て支援事業が、それぞれ年間4985人、5629人、4487人の参加者を集めるなど、好評を博しております。また、毎年1回行われる
エンゼルのまつりや、こどもの日や
ハロウィン、
クリスマスなどの季節ごとに実施される年1回の単発の事業についても、それぞれ935人、
ハロウィンのほうは262人、
クリスマスのほうは233人の参加者を1日で集めるなど、人気の
主催事業を数多く実施しているところです。今後におきましても、これまで以上の
主催事業を実施するものというふうに考えております。
次に、
エンゼル・ドームにおける
子育て相談の現状につきましては、先ほども説明しましたが、「
エンゼルのつどい」などの
子育て支援事業において、子育てに関する不安や悩みの相談を数多く受けております。このような多くの相談の中には、母親の
育児ノイローゼや児童虐待が疑われるものなど深刻な相談内容のものもありますが、このような場合は、市のケースワーカーを経由して
児童相談所に相談するほか、
家庭児童相談員やその他関係機関との連携を図るなど、相談の内容に適した相談先というんですかね、そこにつなげるなどの対応を図っております。
次に、
東日本大震災のときの対応につきましては、まず、地震発生時、来館者は親子連れ七、八組が遊んでいたということなんですが、まずは来館者に、子供と離れないよう、また、ガラスなどから離れるなど声かけをして、職員が各部屋や外に向かって、来館者のけがの有無とか、火の元を閉めるなどの安全確認を行いました。
また、これと同時並行で、市や
指定管理者本社に安否確認の連絡をし、地震の状況を踏まえて、来館者の帰宅時間をどうしようかというような検討をするなどの対応を図っております。
保護者の中には、突然のことだったので、慌てたりしている方なんかもいたということなんですが、
センターの職員が寄り添って、子供がいっぱいいらっしゃるお母さんなんかは、特に職員がいろいろお話ししたりとかして冷静に対応したということで、特段大きな被害は生じませんでした。
なお、本市の
児童センターにおいては、
エンゼル・ドームだけでなく、今回の
東日本大震災に限らず、通常の地震や台風や雷などの自然災害についても適切な対応が図れるよう、緊急時
対応マニュアルを作成し、リスクに備えているところでございます。
続きまして、施設の備品につきましては、施設の備品というのは原則市の所有となります。
指定管理者が
指定管理料で購入し修繕したものについても同様です。例外としては、事業者が
指定管理料以外で購入した備品については
指定管理者の所有となりますが、これらの備品を購入または施設に持ち込む場合は市の承認が必要となります。また、その際には、市の備品とは別に台帳を整備しなければならないなどの要件が、募集要項上の仕様書に記載されております。特に大きな修繕というのは、特段なかったというふうに聞いております。
説明は以上です。
◆並木 委員
ありがとうございます。
常勤7人、非常勤5人で、常時9名で
ローテーションを組んでいるということですけれども、退職なんですかね、継続性という点で、この常勤7人の方、あるいはその非正規5人の方というのは、この4年間の中で、入れかわりですとか、それはどれぐらいあったのかということを教えていただきたい。
それから、専門職が
児童厚生員9名配置されているということで、専門的な対応をしてもらっているなというふうに思いますけれども、この方たちの研修というのはどういうふうに保障をされているのか、お願いします。
それと、
子育て相談の関係は、どんな相談があったかという内容については、全て市のほうで把握するという、そういう関係になっていますか。そこは確認をさせてもらいたい。
それと、当然、こういう仕事ですから、守秘義務といいますか、それはきちんとしていると思いますけれども、そこもお願いをしたいと思います。
災害時の対応については
マニュアルがあるということですが、それは当然、
指定管理者であっても市の
マニュアルに沿った対応をすると、そういうことなんですね。そこは確認でいいです。
そのことをもう一度お願いします。
◎神谷
子育て支援課長
次に、平成22年度から25年度まで4年間の
指定管理者の職員の退職状況や離職率などの数字についてお答えします。
常勤職員が2名退職しておりますが、これは出産や配偶者の転勤によるものでございます。また、
非常勤職員につきましては、3名退職していますが、1名は出産によるものであり、ほかの2名についても、特に問題があるような形でやめたという話は聞いておりません。
続きまして、職員の研修につきましては、1年間のカリキュラムで、社内研修として9つの研修、社外研修として7つの研修を受講しております。参考資料のほうで、過去4年間の
指定管理業務支出額及びその内容というところがあったかと思うんですけれども、そこにおける
職員活動交通費欄、23年度からゼロと記載されているので、研修していないんじゃないのかなというようなご質問があったのかなと思ったんですけれども、これ、研修についての交通費は、実は人件費のほうから支出されており、研修の参加費とか受講料については委託費から支出していることを事業者に確認しております。額は年間3万3000円ぐらいと、これは平成25年度の数字です。
また、研修の内容につきましては、社内研修として、職員の勤務年数に応じた、「2年目研修」、「3年目研修」、職員の
スキルアップを図る研修として、「7つの習慣研修」、「
体育遊び研修」、それ以外に、市の
消防署のほうで実施されている「
救急救命研修」など、各研修、大体一、二名程度参加しているものです。
続きまして、
子育て相談の関係ですね、これは市のほうで随時確認しております。というのは、市のほうで把握しているそのケースの方とかぶるケースなんかもありますので、ここら辺は適宜連携を図って対応しております。
あともう1点、
マニュアルのほうですね、
マニュアルについては、
指定管理者独自でそれぞれ3館でつくっているんですが、市の
マニュアルと整合性を図るような形で作成のほうを行っております。
以上です。
◆並木 委員
改めてお尋ねをしたいんですが、先ほど課長のほうからもあった、
管理業務支出額及びその内容ということで、参考資料のほうの資料5というところに、この4年間の第1
児童センターの収入と支出の内訳が記載をされているんですけれども、これを見ますと、例えば平成25年度は収入が5383万4000円、支出が5846万1000円と、こういうことで、500万弱、452万円ですか、支出のほうが多いということになっていまして、業者は、これは赤字で運営をしているのかという疑問があるわけなんですけれども、ここの関係はどういうふうになっていますか。
◎神谷
子育て支援課長
次に、平成25年度の収支の差額につきましては、これの内訳としては、前年度比で、24年度で人件費が252万円、事務費が284万円増加していることによりますが、これは、平成25年度から実施した
親水広場事業の開始に伴い、新たに
スライダーエリアへの
職員配置を行ったことと、水遊び場で使用する水道料の増によるものになります。
親水広場につきましては、
スライダーを設けている水遊び場が、なかなか児童館であのような水遊び場というのが全国的に例がなくて、どの程度の水量が必要なのかとか、水の事故を防止するための安全対策に要する
職員配置などがどの程度必要なのかという積算が難しかったということもあって、事業者とこの協議をしていましたが、事業者としても、当初予定していた額以上の負担を要してしまったというのが実情であります。
しかしながら、この費用の積算に当たっては、双方の協議の中で、合意の中で設定したものであることから、その結果として平成25年度の中で多くの負担を要する形になってしまったことについては、やむを得ないものとして双方が認識しているところです。
また、単年度で支出額が収入を上回っていることにつきましては、
指定管理者制度は、
複数年度指定期間を設定しているのが一般的であり、支出と収入のバランスについては、指定期間内の5年間のスパンで、過剰な負担にならないよう運営を図っているものと考えております。
なお、平成26年度につきましては、これも双方協議の上ですけれども、前年度のこの実績を加味して、この差額の分ですね、特に水道料の部分なんかは、400万の予算を計上して、過剰な支出負担は生じないような対応を図っているところであります。
以上です。
◆並木 委員
ということは、その
親水エリアができて水道料が多額にかかったこの25年度の支出については、500万弱はその業者がかぶるといいますか、そういうことになるんですか。
◎神谷
子育て支援課長
結果的にはそういった形になります。ただ、これ自体が、水道料がかかった原因というのが、例えば水を入れかえる回数が思いのほか多かったとか、あと業者のほうが間違って誤作動という形、業者の瑕疵によるものなんかもありますので、一概にどっちがいい悪いといったこともなかったので、そのあたりは両者協議の中で、そこはやむを得ないかなというところで対応を図っているところであります。
◆並木 委員
この収支のバランスの関係で、そういう、使ったら使った分だけふえるというのは、それはそれで困りますし、かといって、市の判断で親水公園はつくったわけで、そこの費用がふえたことについて市が補填をしないというのはいかがなものかなと、そういう疑問がまずありますが、それともう一つ、人件費について確認をしたいんですが、
常勤職員の人件費が、平成25年度2931万9000円ということで、
先ほど常勤7人と言いましたから、これ7人全員が同じ給料じゃないとは思いますけれども、簡単に7で割ると400万程度ですかね、年収。400万程度なんですね、
常勤職員が。それから非常勤は、先ほど5人ということですが、230万ということですので、年間50万とかいうような金額なんですよね。
専門職として、
児童厚生員の資格を持って、研修もたくさん受けて配置されている方の所得としては、これは大分、やはり専門職にふさわしい待遇とは言えないと。非常勤の方は、何時間ぐらい勤務されて、何日間ぐらい勤務されているのかわかりませんけれども、やはり私たち、
指定管理というこの制度が、市の施設でありながら、安上がりな方法なんではないかということを常々危惧しているわけなんですけれども、これはやはりまさに
官製ワーキングプアというふうな実態なんじゃないかと思いますけれども、そこの認識はどうですか。
◎神谷
子育て支援課長
先ほどの
指定管理料のその過剰な支出というか、そういった部分につきましてお答えいたします。
市のほうで
親水広場のほうは整備したんですが、当然、その管理をやるに当たっては、市が相手方にお願いすると、
指定管理のほうにお願いするという中で、市が一方的にこれをやれといった話ではありませんので、やっぱり、先ほども説明いたしましたが、全国的にこのような
親水広場を設けている児童館とかはありませんので、向こうにしてみれば、維持管理を適正にやるというところのメリットが恐らくあったんだと思います。その中で、やはり
チャレンジ精神というんですかね、そういった部分で、
親水広場の運営を成功したいというところがありますので、額なんかも、やはりいろいろなコンサルとか、あと内部で協議して、一番適正だと思われる価格を当初に出しているというところがありますので、そこについては積算が甘かったという部分なんかもあるかと思いますが、ただ、やっていないことに対して、やはり見積もれない部分なんかもありますので、そこはやっぱり双方協議の中でやったことなので、そのあたりは、過剰な支出になってしまったことは、結果的にはやむを得ないというふうに考えております。
あともう1点、職員1人当たりの人件費につきましては、これは議員が積算した
常勤職員1人当たりの人件費420万という額が、職にふさわしいものなのか否かという部分につきましては、これは
指定管理者と、
事業者サイドの給与体系の問題でありますので、行政がこれを判断する立場にはないというふうに考えておりますが、
労働基準法を初めとする関係法令を遵守されているというところは
モニタリング等で確認しておりますので、我々としては、適正な範囲内で運営されているものというふうに認識しております。
以上です。
◆並木 委員
関係法令等は、もちろん
労働基準法に違反しているような業者に
指定管理を引き続き任せるというのは、それはそれで大問題ですから、もちろん、それは
最低ラインはクリアしていて当然なんですけれども、やはり春日部の
子供たちを預かる専門職として、こういう待遇がふさわしいんだろうかというところでは、市が関与する筋合いじゃないということはなくて、やはりレベルを求めるのであれば、それなりの人件費をきちんと保障するという、そういう形で管理を委託するべきなんじゃないだろうかというふうに思いますけれども、そこはもう一度お願いします。
◎神谷
子育て支援課長
人件費の部分につきましては、行政がこれを判断する立場にないというのは、あくまでも給与体系の部分については、民間の雇用契約の中でやっている部分です。行政としては、市民サービスの
児童厚生員としての職務、責務をちゃんと果たしていけるかというところが重要なのかなというふうに考えております。
指定管理者には、
指定管理料として支払っている額の範囲内、あと法律に違反しない範囲内というところで、民間経営の創意工夫を生かした公共サービスの水準の確保というのを行政は求めております。
よって、運営に当たって一定の自由度というのが認められているというふうに考えておりますので、これを阻害するような行為というのは、我々としては慎むべきかなというふうに考えています。
以上です。
◆並木 委員
異論はありますが、質疑は結構です。
○金子 委員長
ほかにございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
以上で議案第99号に対する質疑を終結いたします。
◇議案第101号の審査
○金子 委員長
次に、議案第101号「
指定管理者の指定、
厚生福祉委員会所管分について(
春日部市立武里図書館、
春日部市立庄和図書館及び春日部市
庄和児童センター)」を議題といたします。
本案については、執行部の説明を省略したいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
それでは、議案第101号に対する質疑を求めます。
◆大野 委員
並木委員と重なるような部分も、たくさん、
指定管理の問題点ということではございますが、一応、こちらはこちらで
指定管理者が違いますので、かかわっていても、わからないところはしていきたいと思います。
大変、まず、施設の維持管理という問題につきまして、市民などから、なかなか、このご意見はこの場所ではないですけれども、修繕などしてもらえないというご意見などがたくさんあります。
そこで、以前は100万円以下は云々とかそういうのもあったように思いますけれども、この
指定管理者がやる修繕と市がやる修繕という視点におきまして、先ほど答弁もありましたけれども、その
児童センター、市のほうにかかわっては、どういうものは市が修繕を行い、
指定管理者が行った修繕はこの4年間どんなものがあったかということを具体的に教えていただきたいと思います。
あと2点目は、継続監視と、市は折に触れてモニタリングをしていると言いますけれども、これも市民の声なんですけれども、ですから、もちろん定かではないというのもありますけれども、例えば2人配置しなければならないのにふだんは1人と、職員が見に来るとわかるとそういうのをきちんとやったりしているんだよねと、市はそういうことをわかっているのかなという、こういう声を市は、市民が来るというとちゃんとやっているようなんですけれども、そういう声が市民の中からは聞こえております。このような声をどのように考えているかと。紙面上のモニタリング、継続監視が中心だったとすればどうなのかということが、私は問うていきたいところですけれども、そういう声があるということをまずどのように思うかを教えていただきたいと思います。
児童センターの利用状況と、今回、
指定管理者がかわろうとしておりますが、現在の
指定管理者は利用者も大変ふやしてきました。高校生の利用という視点において取り組んだことがわかってきたわけですけれども、高校生の利用がふえてきておりましたが、どのような取り組みがあったのか、まずそれを教えていただきたいと思います。
専門職の職員が大量に配置と、視点は並木委員と似ておりますけれども、館長と
児童厚生員というのは、私はこれは正式な資格なのかなということを、ちょっと、正直、不勉強であれば申しわけありませんが、例えば保育士とか、正式な資格ってそういうことじゃないかと思っておりますが、館長と
児童厚生員にはどんな資格が必要なのか。
厚生員という資格があれば、そのように答弁してもらいたいと思いますけれども、ちょっと採用の状況、この参考資料を見ますと、特に
児童厚生員は、明るかったり、
子供たちが親しめる、そういう朗らかな性格的なことが書いてありまして、あえてこういう資格を有している者とかいう文言がなかったように思うんですけれども、具体的にどんな資格を持っている方だとか、館長と
児童厚生員ですね、最も重要な場所です。それをお願いしたいと思います。
給与に関しまして、市は、市民サービスの向上、今の答弁で、こちらが大事で、給与の面は
指定管理者が自由の範囲の中でやるんだという答弁がございましたけれども、私もあえてここについて、個々の働いている職員の状況がわからない中で、市はそういう管理責任というんですか、最終的には監督責任が市にはあるわけですよね、
指定管理者といえども。個々の働いている方たちの状況がわからなくても、監督責任を果たしていると思っているのか。私は言えないと思いますけれども、その点、どのように市は考えているのか。改めて、市では個々の状況がわからなくても監督責任を果たしていると市は思っているのかという視点で答弁を願いたいと思います。
一応、1回目は、1回目といいますか、ここまででお願いいたします。
◎神谷
子育て支援課長
議案第101号「
指定管理者の指定について」における、
庄和児童センターに関連する質疑について、順次答弁いたします。
初めに、修繕につきましては、この4年間で市が行った修繕にはどのようなものがあるかという部分なんですが、市及び
指定管理者が行った修繕については、4年間では、費用が生じるものというのは特にございませんでした。これは保証期間というのがありまして、その中で行った部分があります。保証期間の修繕としては10件ありまして、内容としては、男子トイレ便器の詰まりによるものとか、議場を改修したというものがありますので、旧傍聴席入り口扉の開閉不良による建具の調整、銅製建具のビス交換などが主なものとなります。
続きまして、修繕についての役割分担というんですかね、例えばトイレとか空調、遊具などにつきましては、トイレや空調については市が行いまして、遊具については、額の関係なんかもあるんですが、原則は
指定管理者となります。修繕につきましては、参考資料に載せましたが、リスク分担表というのがありまして、その中の施設・設備の損傷において、それぞれ負担する部分を定めており、経年劣化による小規模な修繕、今で言うと50万円以下のものなんですが、それについては
指定管理者となっております。
なお、平成27年度からの新たな指定期間における
指定管理者の小規模な修繕については、これまで以上に速やかな対応が図れるよう、上限額をこれまでの50万から100万円というふうに設定しています。
続きまして、継続監視の部分ですが、不十分という声につきましては、
児童センターに限って言えば、年4回実施しているモニタリングはもちろん、通常業務においても、例えば職員が施設に立ち寄ったりするときもあります。業務で行ったりするときもありますが、そのときも状況を目視で確認するなど、適正な確認事務を行っているものと認識しております。
また、継続監視の割合については、四半期に1回は確実に確認をしておりまして、平成25年度につきましては、7月、11月、5月に現地に行って、職員へのヒアリングや書類確認等を行っております。
先ほども言いましたが、これに限らず、職員が各種のイベントや連絡事項などの業務で
センターに行った際などには、職員の配置状況や
センターの様子などは自然と目に入りますので、それらの意味においても、適正な確認事務は行えているのではないかというふうに考えております。
続きまして、高校生の利用増の取り組みについては、これは中高生から要望の高かった事業を実際に実施しております。バドミントン大会とか卓球大会というのは、実はこの中高生から要望の高かった案を実際に取り入れて事業を実施しておりまして、好評を博しているところでございます。
次に、職員の必要な資格につきましては、これは
児童厚生員の部分なんですが、
児童センターは、法で定める児童福祉施設なので、厚生労働省令で定める基準に従って職員の配置を行うというものがまず原則になります。
その中で館長については、児童厚生施設の長として、省令上、特に明確な資格を求めているものではありませんが、
児童センターでは、多くの児童やその保護者と接することから、仕様書にも書いてあるんですが、館長は、「専任として児童福祉及び社会福祉事業についての知識経験を有し、実務経験5年以上を有する者」として募集をかけているところです。
これ以外に省令では、「児童の遊びを指導する者を置かなければならない」というふうにされております。これがいわゆる「
児童厚生員」といわれているものであります。
児童厚生員に必要な資格の主なものとしては、「児童福祉施設の職員を養成する学校、その他の養成施設を卒業した者」というのがあります。あともう1点、「保育士の資格を有する者」、「社会福祉士の資格を有する者」、「幼稚園、小学校、中学校、高等学校または中等教育学校の教員となる資格を有する者」などのいずれかが該当していればよいというふうにされており、勤務職員の多くはこの資格の有資格者でございます。
次に、事業者の給与や賃金の把握につきましては、これは、雇用契約の内容、労働時間、休暇、賃金、安全衛生管理等についての関係書類やヒアリングにより総合的に確認しており、個々についても労働単価などの最低基準を確認しておりますので、一定の監督責任というものを果たしていると考えております。
以上です。
◆大野 委員
修繕につきまして、ちょっと、10件と、その10件は、ごめんなさい、どちらがやったのか。トイレとか扉ですね。小さいので
指定管理者かと思いますが、市が行った修繕はなくて、
指定管理者が10件行ったのか、もっと具体的にきちっと知りたいです。
そして、小規模の修繕を
指定管理者が行うものは、50万円以下になったというふうに言ったように思われますが、以前は100万円以下という明示があったんですね、体育館などについて。これ、もう1回、ちょっと、きちんとはっきりとしていきたいと。これからは50万円以下なのかどうかということです。
モニタリング、この継続監視が、
指定管理者をいい意味で監督していく重要なものになっていて、それなりにやっているという答弁がありました。何か連絡に行くときだと、直接職員が見に行くという割合というのはどの程度あるのかなというのを改めて思うわけです。イベントと、それから連絡があるときというふうなことはありますが、この4年間、どれくらいの割合で、直接、庄和の
児童センターの職員を見に行って様子を見たりとか、イベントは当たり前かと思うんですけれども、連絡事項、何かそれ以外にももっと積極的に行っているのか、年間で言えば何回かとか、月に1回かとか、そういうことをもうちょっと目に見えるような形でお願いしたいと思います。
高校生の声を取り入れて、大変よかったなと。本当、そういう点では、この
指定管理者はいいと思っておりませんけれども、制度はね、私は、図書館もそうですが、一生懸命こう市民の声を聞いて頑張っている
指定管理者のように自分は思っておりましたが、大変いいことだと思います。この高校生の声を聞いてやったということは。
今後、この高校生の利用は、新たな
指定管理者にはそういう内容的なものがなかったように思いますけれども、この事業というのは今後継続されて、このようなことは継続されていくのでしょうか。
資格ですが、この館長の資格は、私の理解が不十分だと申しわけないんですが、館長も、保育士だとか社会福祉士だとか、そういう資格はお持ちの方がなっているのでしょうか。長い経験の中で、そういうことはいろいろと経験がある方というふうにしていますというような答弁がありましたけれども、館長の資格も、保育士だとか、幼稚園の教諭の資格だとか、社会福祉士だとか、そういうものはお持ちなのでしょうかということで、賃金の体系につきましては私も異議のあるところですが、そのように市は考えているんですねと。
ただ、本当に個々の状況も把握したほうがいいんじゃないかということにおいては、私、市民からいろんな声を聞く中で、やっぱり職員が病気がちになったりすることもあったり、それは賃金という部分じゃないですけれども、生活という点ではどうなのかなと思ったりしたものですからお聞きしましたが、これについてはわかりました。
とりあえず、今に関したことについて、ここまででお願いいたします。
◎神谷
子育て支援課長
それでは、順次答弁いたします。
先ほど、すみません、私の説明不足だったかと思うんですが、修繕につきましては、修繕の予算はとっていたんですが、保証期間内ということなので、費用の発生する修繕というのはありません。修繕自体は10件あったというのは、これは市のほうで、その保証期間内ということでやっております。
あと、直接施設に行く回数とかの部分でいいかと思うんですが、直接施設に行く回数というのは、何回というふうにカウントはしていませんが、少なくとも月に1回は行っておりますし、あと毎月1回、館長会議というもの、これは
庄和児童センターに限らずなんですけれども、その中で各館の状況等は確認しております。
続きまして、高校生が主体となった新たな事業を今後も継続していくのかというところなんですが、今回、
指定管理のほうは業者がかわりますので、そこら辺の事業の継続性とかというところは留意される部分かと思うんですが、好評を博している事業なんかにつきましては、引き継ぎの中で継続して実施するような形で考えております。そういった形を向こうにも要望していくことを考えております。
4点目、資格の部分につきましては、館長につきましては、結果として、今、
児童厚生員の資格は持っていますという部分です。法律というか省令では、そこまで細かなところは求めていないんですが、春日部市としては、要項上、知識や実務経験を5年以上有するという縛りまでつけておりますので、結果として、
児童厚生員の資格を有する方が、現在、館長となっております。
以上です。
◆大野 委員
では、今のことについて一、二点重ねた後に、その先、幾つかあるんですけれども、お願いしたいと思います。
館長については、では、資格がなくてもできるということにはなるということの理解でよろしいかということで、お願いします。
修繕について、順番が逆になりましたね、修繕のその規模ですね、以前は100万円以下が
指定管理者でと私は理解していたんですが、今回、そういう文言がなかったように思いました。
100万円以下のものが
指定管理者となりますと、それなりに大きいもので、そうすると、
指定管理者は、私はいろんな総合をするに、できるだけ修繕しないで、お金かかっちゃえば、やっぱりいろんな問題も多少あるという点では、修繕をぎりぎりまで延ばしているという印象が自分の中にありました。50万円以下であれば、そういうちっちゃいのはすぐ直して、大きなものは市にやってもらうということでいいのかなと思いますが、もう1回、
指定管理者の小規模修繕というのは、幾ら幾らのものは
指定管理者なのかという金額をもう1回、ちょっと明示していただきたいと思います。
引き続きまして、研修、先ほど並木委員からもありましたが、この
庄和児童センターに関してはどんな内容か、何回行われたかということで、4年間で、主な内容で結構ですけれども、内容と研修の回数をお示しください。
職員の健康管理ですね、健康診断をしているという文言はありましたが、その結果を市に提出するとか、そういうことの文言は特になかったんですが、職員の健康診断をした後、そういう状況は市に提出する義務というか、あるのかどうかということです。
苦情処理にかかわって、苦情処理があれば記録して市に提出すると、そういうようなことが書いてありました。アンケートも同じです。ですけれども、これは市民の声ですよ、苦情や要望を幾ら伝えても改善されないんだと、本当に議員、そういうことはどうなっているのかと、本当に多くの方から聞きます。アンケートのいいものだけ言っているんじゃないのと、そういう市民の本当の思いがあるようなんですけれども、苦情について、出たものは全て市に報告するとか、ある程度のものも、いいも悪いも全部提出するという、そういうやっぱり出させ方をしているのかどうかということを私は思っています。提出の仕方ですね。
そしてあわせて、また苦情が出た場合に改善されるのかどうか、きちんとその苦情にかかわることで見に来ているのかと、そういうことをきちっと行われているかということを聞きたいと思います。
最後は、この新たな
指定管理者は、確かに斬新的な提案、図書館のときもそういうお話がありました。していますよね。卯月議員も聞きましたけれども、新たな提案が、例えば保育所を総合支所内につくる的な、最後あったと思います。総合的に判断したんだという部長の答弁でした。あのときも、卯月議員の質問に対して。
確かに言っていることは立派です。そのほか、ですから、できてもできなくても、その範囲というのに入らないかもしれませんが、でも、言っていることは立派だけれども、本当にできるのかという、そういう疑問もある中では、ああいう内容、保育所をつくる的な内容を市はどのように、総合的にというのは答えになっていないと思います、本来的には。どのような考え方のもとに判断して、また、そういうことができることを市としては期待しているのかどうか、私は改めて聞いておきたいと思いました。
以上です。今のところまででお願いします。
◎神谷
子育て支援課長
先ほどの修繕につきまして、今までが50万だったものが、今度100万に上がるというところです。これは、
指定管理の自由度ですね、50万円以下の小規模な修繕というところも
指定管理のほうは今もやっているんですが、いろいろな施設、これは
庄和児童センターに限らず、
エンゼル・ドームのほうもそうなんですが、やはり実際、現状を見てみますと、もう少し修繕とかやる中で自由度が必要だという意見なんかもありますので、そのあたりは、いい条件で対応できるというところで額のほうを引き上げたというところであります。
あと、
児童厚生員、館長の資格なんですけれども、法律上というか省令上は、特に明確には、
児童厚生員の資格がなくてはだめだというようなことは書いていないというところです。ただ、市としては、それ以上の部分でありますので、やはり多くの市民とかその保護者と接することから、法令以上の縛りというか仕様ですか、資格を設けるというところで、児童福祉及び社会福祉事業についての知識経験を有し、実務経験5年以上というところを設けているという部分でございます。
続きまして、職員研修につきましては、主なものとして、職員能力の向上のための
児童厚生員研修、事業者向け講習会などを受講しており、職員の資質向上及び
センター全般のサービス向上につながっているものと認識しております。研修の回数につきましては、4年間で25回の研修に参加しており、年間平均6回の研修に参加しているものとなります。
続きまして、健康診断の結果を提出するという文言がないという部分でありますが、健康診断の結果の提出につきましては、個々の職員全ての診断結果の提出を義務づけているものではなく、モニタリングにおいて、安全衛生管理という中で確認をしているところです。
また、文言につきましては、明示的な記載がなくても、事業者には、業種、規模を問わず、健康診断の実施義務があることや、
児童厚生員の資格の中で、健康であることというのが条件であることから、これを担保できるものとして健康状態の確認を行っているところです。
次に、アンケートの提出につきましては、施設利用者アンケートの実施ということで、年2回実施しているところです。アンケート調査については、必ず施設利用者の満足度を測定する質問を設けることとされており、これを受け、職員、スタッフの接客応対や、施設で行われる講座、イベントの内容などの項目により、施設利用者の意見や苦情を全て聴取し、業務改善に役立てているところです。
その他の提案につきましては、今回の
指定管理料に含まれているものではありません。市との協議によって、
指定管理者の負担により取り組む事業として記載しているものとなります。保育所の設置とか、保育設備の設置とかいろいろありましたが、現段階で具体的な提案はなされていないという部分もありまして、実現の可否については未定でありますが、市としては、この部分については、さらなる市民サービスの向上や
指定管理者ならではの斬新な取り組みの提案がされているという点に着眼して、今後の運営の参考にしていきたいというふうに考えております。
以上です。
◆大野 委員
ごめんなさいね、修繕にかかわって、私、なかなか直してもらえないという、体育施設だとかいろいろあります。
指定管理の中にはね。小規模50万円以下のものを100万にかえたという意味の、それは自由度を上げたという意味が、ちょっと理解がよくできないんですけれども、100万までのものを
指定管理者がやるとなると、100万て、それなりに大きなもので、なにかあったりすると、お金をかけると経費がかさんじゃうと。だから
指定管理者はなかなかやらないんじゃないかなって、そういう流れはないのかなというふうにちょっと思うわけです。
修繕がされないんだよと本当によく言われるわけなんです。テニスコートが一つの長い間の願いとして事例だったと思うんですけれども、細かいところでは修繕がされないまま、危険なテニスコートで、本当に新しくなってよかったと市民は喜んでいますけれども、何かその辺の修繕の考え方がちょっとよくわからないんですけれども、小さなものはやってくださいと、大きなものは市がやりますよといったほうが、何か修繕は進むように思いますけれども、その辺をもうちょっと詳しく言っていただきたいというふうな気持ちで、苦情処理も、何か
指定管理者から出させるんだと、こういう苦情がありましたというのも、一定程度、そういう、モニタリングというんですか、書く欄があるということですが、その出た苦情処理を全て出させているかということです。市民からあった苦情は全て出させた上で、これは直せますとか、直せませんとか、そういうのがあったとして、じゃ、
指定管理者がやるべき苦情処理の改善はされたかどうか、それは直接市は見に行っているのかと、確認しているのかということをお尋ねしたいと思います。
以上です。
◎神谷
子育て支援課長
修繕につきましては、大原則になっちゃうんですけれども、基本的には光熱費の支払いとか大規模修繕というのは、基本的には市が行っております。特に
庄和児童センターの場合は、庄和総合支所との複合施設なので、大規模な施設の修繕に関して言えば、そこは市が一括して行うような形になります。
50万から100万という部分は、やはり市民からの要望とか、ここを直してくれとか、そういった部分が、ある程度大きいところまでも、そこの金額の大小というのを50から100に引き上げたという部分があるんですが、それは、今まで、50万以上の部分はなかなかできないんだよというところもあるかと思うんですが、幅が広がることによって、どこの部分を優先的に直すか直さないかとかという部分を、
指定管理者の幅が広がるという部分で、自由度が高くなっているんじゃないかなというふうに考えております。
苦情につきましては、先ほどもアンケートを説明いたしましたが、アンケートのほうで出てきている項目全て、市が見ていまして、それについては集計もとっております。館長会議というものが、先ほども説明しましたが、月に1回開催されておりますので、そこの中で、対応、こういった苦情があるので、これは1つの館だけじゃない、共通の苦情なんかもあったりしますので、そのあたりは3館で共通認識を持つなり、あと施設固有の苦情につきましても対応を図って、アンケートだけじゃなくて、市長への提言とか、いろいろな要望とか苦情とかはほかにもありますので、そのあたりとあわせて回答のほう、対応のほうを求めております。そういった形で確認をしております。
以上です。
◆大野 委員
だから館長に、この苦情があったけれども改善されましたかと言ったら、館長がはいと言ったとすれば、それは、でも、本当に、特にトイレなんかは、体育館、テニスコートもありましたけれども、トイレなんかの改修とかそういうところでご意見を聞きました、市民から。トイレが壊れているから直してくださいと市民からの要望があったとき、じゃ、ちゃんとそのトイレは直されたのかと、ちゃんと見に来るのかということ、確認するのか。言葉じゃなくて、見に来て確認するかということを私はちょっと今回確認しておきたいと思います。
◎神谷
子育て支援課長
トイレにつきましては、これは例えばですよね、庄和の
児童センターについては、先ほども言いましたが、トイレのほうは総合支所のほうと一体で管理していますので、そのようなことは、
庄和児童センターはありません。
実際にものが壊れているとかそういったところというのは、職員は必ず現地に行って確認はしております。それで状況を踏まえて、
指定管理のほうも、幾ら100万とか50万の範囲内で修繕をするといっても、それはある程度、市のほうに事前に報告とかも来ていますし、市のほうでも、どのような修繕規模なのかというところも確認しなくちゃいけないので、現地にも行っておりますし、対応が終わった後、工事が終わった後とか、対応を図った後もきちんと確認はしております。
以上です。
◆並木 委員
幾つか、ダブらない範囲でね。
この参考資料の中に、
指定管理応募事業者及び提案概要という大きい紙が入っているんですが、これは図書館と
児童センターを一括して
指定管理をお願いするということなものですから、5億5657万円という金額、そのKasukaBE TRC GROUPさんの提案価格がこういうふうになっておりますよね。
児童センターについては幾らの予算でその
指定管理をお願いするのかというのがちょっとわからないので、それは多分別々に出ていると思いますので、予算はどれぐらいかということが1つ。
それから、提案概要の中で、今回、庄和の
児童センターについては、今まで委託というか、お願いしていた業者とは別の人が選ばれましたので、この提案概要の中に書いてあるかないかはちょっとわかりませんけれども、今までよりも充実したりとか、こういう点が現状よりもよくなるとかいう、今の現状が、どういうことがやられているのかいないのか、ちょっと把握が不十分なものですから、こういうことが今度の業者では新たにできるんだよというところがあれば、それは教えておいていただきたいなというふうに思います。
それと、利用者アンケートなどはとっていますか。多分とっているんじゃないかなと思いますけれども、その利用者アンケートの中で、さっき大野さんが苦情の問題を言っていましたけれども、その改善要望が出ている問題などについては、今回の業者の選定に当たって配慮がされたのかどうかということです。
それから、評価されているものについてはどうかと聞こうと思いましたが、それはお答えがあったので、そこは結構ですけれども、そのあたりでお願いします。
◎神谷
子育て支援課長
それでは、
庄和児童センターの質疑について順次答弁いたします。
初めに、
児童センターの部分の予算につきまして、これは提案価格が5億5657万というところで出ているんですが、これは3館の合算額になりますので、児童館部分はそのうち1億6750万円となります。
次に、提案概要の現状との比較につきましては、図書館とのタイアップによる夏祭り、
ハロウィンなど季節のイベントの開催や、庄和総合公園を生かしたイベントとして「イクメンバーベキュー」、これから親になるお父さん、お母さんを対象として、子育てのノウハウなどを伝える「プレママ・プレパパ講座」などが、これまで実施していなかった事業として提案されております。
また、今回の
指定管理の代表団体である株式会社図書館流通
センターが、図書館業界の大手ということもありますので、図書館との連携を図る、特色ある、そういう事業が多く提案されているなというふうに感じております。
利用者アンケートにつきましては、施設利用者のアンケートの実施ということで、年2回実施しているところです。アンケート調査における評価については、施設のきれいさとか、職員、スタッフの接客応対など、高い評価を得ているところであります。
また、利用者から出ている改善要望などにつきましては、施設利用者の意見や苦情を全て聴取しておりますことから、今回、事業者が変更してしまうという部分があるのですが、事業者の変更の有無にかかわらず、結果を事業者に伝え、今後の業務改善に役立てるという形にはなっております。
以上です。
◆並木 委員
1億6750万円、これを、5年間ですよね、5年間で割ると、年間3350万円ということで、今までお願いしていた業者さんよりもお安い提案になっているなというふうに思います。
先ほども人件費のことでお尋ねをいたしましたけれども、平成25年度、この業務支出額のところの比較で見ますと、平成25年度が1845万4000円なんですね、常勤の人件費が。多分、館長プラス
児童厚生員5名かな、どうかわかりませんけれども、それぐらいの人数で割ると1人年間300万と、こういうことになるんです。
エンゼル・ドームの
児童厚生員さんよりも、庄和の
児童センターで働く
児童厚生員さんはさらに100万円以上年収が安いと、こういうことになりまして、そこが民間業者に頼む市としてのうまみなのかもしれませんけれども、私は、やはりここは春日部市が市民に提供するサービスの質として、その業者によって人件費が違うと、人件費が安かったらいいかげんに仕事をするんじゃないんだろうとは思いますけれども、やはりそこは皆さんも労働者ですから、それに見合った賃金が保障されてこそ、誇りを持って仕事ができるということだと思いますので、そこは専門職にふさわしい賃金の保障が必要じゃないだろうかというふうに思います。
エンゼル・ドームとその庄和の
児童センターの職員の平均年収が100万円以上も違うということについては、ここはどういうふうにお考えでしょうか、改めてお願いをいたします。
それから、利用者アンケートなどについては全部把握をしているということですけれども、先ほどの大野さんの修繕の話の中で、直すか直さないかの判断は自由度が増したんだと、100万までは業者の判断だから、その自由度が増したというのは、要するに、100万程度の修繕であれば、これはしばらく直さなくていいやというのもありというふうなことになるんだろうと思うんですけれども、その先ほど何回言っても直っていないんだよねというのが、要するに、市が認める、例えば施設の修繕などについて、100万以下の工事は、直すも直さないも自由という、そういうふうになったことによって、市民要望を市が把握していても、やはり業者任せという、そういうあらわれではないかなと思いますけれども、その点はどうですか。
2点。
◎神谷
子育て支援課長
職員の人件費につきましては、
エンゼル・ドームのほうと
庄和児童センターのほうで価格差があるんじゃないかという部分につきましては、やはりこれは
事業者サイドのやっぱり給与体系の問題もありますし、やはりここについては、我々が直接、高い低いとかいうところを判断するものではないというふうに考えております。
修繕につきましては、ちょっと私の説明不足だったのかもしれないですけれども、基本的には自由度が高まりますが、これは好き勝手何でもかんでもやっていいというものではなくて、当然、市に対しても、この部分を直してくれとか、こういう部分を直してくれという要望はあります。それについては
指定管理者のほうには適宜伝えておりますし、ほかにも直さなくちゃいけない部分があったりとか、施設の利用者の声を一番聞いているのは
指定管理者のほうなので、そこら辺のどこの部分が優先して直さなきゃいけないとか、そういった部分の判断というのは、
指定管理者の裁量に委ねてもいいのかなと。ただ、こちらで受けた要望なんかもある程度伝えて、そこら辺は、ある程度、両者協議の中で話している部分なんかもありますので、ここは全く要望が通らないというものではないかというふうに認識しております。
以上です。
◆並木 委員
人件費については、考え方は違いますけれども、修繕は、一定の金額以上のところを市が持たない限りは、100万円以下はそちらの責任でやってくださいねと言ったら、この任された金額の中で修繕をやらなくちゃいけないとなったら、高い金額のものは基本的にやりたくなくなって当然だと思うんです。なので、それはやはり市のほうがここは直すべきだというふうに判断したところについては、市が行うべきなんじゃないかというふうに思いますけれども、そこはどうですか。
◎神谷
子育て支援課長
高い金額、それは何をもって高い低いかというあれじゃないんですけれども、一応100万円以上というのは高いという部分になっています。100万円以上のものについては、市のほうで修繕の可否というのを決めます。ここでいっている、
指定管理者に求めている修繕というのは、今まで50万円以下というところでやっていたんですが、もうちょっと幅を持たせたほうが、例えば50万以下だったらできるんだけれども、今まで、例えば75万のものがあったとしますと、それは今まで50万以下のものしか修繕できないので、75万のものは対応できない、これは市に協議しなくちゃいけないというものを、75万のものも修繕の中の範囲に含まれるという部分がありますので、その中で、全部が全部直すに越したことはないんでしょうけれども、それはなかなか難しいので、直せる部分の範疇が広がったと。その中でどこを優先的に直したほうが市民サービスの向上につながるのかとか、そういった部分は
指定管理のほうである程度考えなきゃいけない部分なのかなというふうに思っております。
行政としては、その部分については、
指定管理のほうから、こういった部分を修繕しますとか、こういったものを直しますとか、いつが工事だとか、いつが直る日なんだと、そういうものは適宜報告を受けていますので、行政も、そういった意味では、お任せという、投げっ放しということではなくて、当然確認のほうも行っておりますので、そのあたりはご理解いただきたいと思います。
以上です。
◆並木 委員
言葉の意味が通じていないとしたら申しわけないので、もう1回言いますけれども、50万円以下は
指定管理者さんで工事してくださいねと、50万円を超えたものについては市の責任でやりますということは、その財源が市のほうから出る、50万円以上の工事については、75万の工事であっても、100万の工事であっても、200万の工事であっても、市のほうがお金を出すよと、こういうことになるわけなんです。
ところが、いつからか100万円までは
指定管理者さんがやってくださいねというふうになれば、それはできなくなっちゃうという可能性が出てきているんじゃないのかと。直す直さないが、市の判断ではなく
指定管理者さんの判断に委ねるということで、やらないという選択肢がふえたことになるんではないかと。市がその100万以下の工事、修繕については、市の責任を手放したというか、放棄したというか、そういうことではありませんかということです。業者の自由ということは、市の責任から放れちゃっているのねということです。
◎神谷
子育て支援課長
修繕につきましては、先ほども申し上げましたが、市の責任が全くないという意味ではありません。当然、直す直さないの、直すものとか直した後の確認なんかも当然行っておりますが、そういった意味ではありません。
100万以上であればという部分で、必要であればなんですよ。100万以上は市の修繕の対象になってきますが、それが果たして本当に必要なのか否かという部分については、やっぱり市の財源の関係とか、あと利用度とか優先順位とかというのも総合的に勘案して決めるという形になりますので、100万以上の修繕が発生した場合、それがすぐ直せるかという問題とはちょっと別なのかなというふうに考えております。
範囲としては、市のほうが100万以上というところで、今回、幅を広げたというところがありまして、ここでいう修繕というのは、どちらかというと本当に軽微な修繕なんです。扉が外れちゃってビスが外れちゃったとか、そういった部分、小規模な部分なので、そこの部分まで一々市にお伺いを立ててやるものというところじゃないでしょうという部分がありますので、ただ、そこら辺の範囲を広げることによって、当然、使わないという選択肢もあるかと思うんですが、それは
指定管理者のほうで、あと市のほうと判断して、やはりそこまで直さなくてもいいようなもの、まだ使えるものとかも当然あったりしますので、不要不急の喫緊のものについては、当然、修繕という形ですぐ対応できるように枠を広げたというのが趣旨です。決して責任を放棄するとかという意味ではありませんので、そのあたりはご理解いただきたいと思います。
◆並木 委員
じゃ、もう1回だけ。
強制力はあるんですか。市のほうが、20万、30万であったとしても、何でこれ直さないの、だめでしょうと、今すぐ直してというのを、それは自由度を広げたということは、業者任せということでしょうと私が聞いたのは、強制しないんでしょうということをさっき確認したんですけれども、そのやりましたよというのは聞いているし、確認もするということではなくて、市の判断に強制力がないんでしょうという意味です。
◎神谷
子育て支援課長
これはあくまでも協定に基づいてやっていますので、強制力というのはなく、双方の協議という中でやっております。ただ、それぞれの立場というものがありますので、その立場の中で、お互いの言う部分を、これは対応できるのかできないのかと、そこはあくまでも協議の話になりますので、強制力というのはありません。
◆並木 委員
結構です。
○金子 委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
以上で議案第101号に対する質疑を終結いたします。
ここで暫時休憩いたします。10分間休憩、11時20分再開といたします。
休憩 11:10
再開 11:21
○金子 委員長
休憩前に引き続き会議を開きます。
◇議案第102号の審査
○金子 委員長
次に、議案第102号「平成26年度春日部市
一般会計補正予算(第7号)、
厚生福祉委員会所管分について」を議題といたします。
本案については、執行部の説明を省略したいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
それでは、議案第102号に対する質疑を求めます。
◆大野 委員
私は、民生費、障害者福祉に関しまして3点です。これについては確認の部分がございますけれども、障害者福祉というのは多岐にわたるので、確認しておきたいという思いで、質疑したいと思います。
1つ目は、大変、ページを調べてなくて申しわけありませんが、地域生活支援事業、今回、その全てが見込みよりも増加したので補正すると。もちろんそれ自体はいいことだと思いますけれども、地域生活支援事業と介護給付費・訓練等給付費給付事業、障害児通所給付事業にかかわって、見込みよりも増加したと、そういう中で補正するんだということでしたので、これについては聞きたいことは全て同じなので、一個一個きちんと答えていただきたいと思いますけれども、まず、地域生活支援事業については、地域生活支援事業っていろいろあると思うんですけれども、今回見込みより増加したのは、どのような内容のものなのかと。そして、そういうものが見込みよりも増加しちゃったというのは、利用者のそういう要望とか、どのような背景があるのかということです。
2つ目の介護給付費・訓練等給付費給付事業と、これ、長ったらしくて、非常に内容的にいろんなものを含んでいる事業です。そういう点で、今回見込みより増加したのは、どのような方といいますか、どのような内容のものが増加したのかということと、そういうものが見込みよりも増加している背景というのは、今どんなものがあるのかと。
3番目は、障害児通所給付事業にかかわっての、障害児通所給付事業というのは、中でも増加したというのはどのようなもので、それの背景はどんなことがあるかということで、よろしくお願いいたします。
◎飯口 障がい
者支援課長
議案第102号「平成26年度春日部市
一般会計補正予算」についての質疑に答弁いたします。
まず1点目、補正予算書29ページ、事業別概要書10ページになりますが、地域生活支援事業のふえた理由でございますが、これにつきましては、地域生活支援事業の中にはメニューが幾つもある中で、更生訓練というものについての利用者がふえた、これに伴うものでございます。
更生訓練につきましては、主に精神的な疾患等によりまして離職された方が、障害福祉の事業所に通うことによりまして、就労に向けた訓練を行うものに対する扶助という形になります。こちらが、当初予算で30名の利用を見込んでおりましたが、12名の利用者がふえ、42名を見込んだということで、補填させていただくものでございます。背景には、この精神的疾患で離職された方が多くなっている中で、社会復帰を目指す方が多い。また、この事業を行う事業所がふえてきたことが要因と考えております。
続きまして、介護給付費・訓練等給付費給付事業の増額の理由でございます。
こちらにつきましては、いわゆる障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの利用者を見込んでいるものでございますが、当初予算におきましては1683人を見込んでおりましたが、92人の利用がふえ、1775人であることから、増額させていただくものでございます。
ふえた主なサービスといたしましては、日中活動する施設への通所者が17名、在宅への訪問的なサービスが14名、それからグループホームの利用者が10名、その他のサービスもそれぞれふえている状況でございます。
このふえている要因といたしましては、たび重なる制度改正がありまして、自己負担がなくなったことにより利用しやすくなった。それから、法改正に伴う対象者が拡大してきたということが原因だと考えております。
次に、障害児通所給付事業の増額の理由でございますが、こちらにつきましても、当初171人の利用を見込んでおりましたが、65人の利用がふえ、236人となる見込みとなったことから、補正させていただくものでございます。
こちらにつきましては、児童の日中通所する給付費に対する予算になるんですが、主なふえた要因といたしましては、放課後等児童デイの利用者が31名の増、児童発達支援が10名の増、その他、少しずつふえているという状況でございます。
背景といたしましては、新たに児童発達支援
センターの事業所が1カ所、それから放課後等デイサービスを行う事業所が2カ所ふえたことによるもの、それから、支援の選択ができるようになってきたことから、保育所や幼稚園に通いながら障害の施設に週に1回2回という形で通う方がふえたことによるものと考えているところでございます。
以上でございます。
◆大野 委員
地域生活支援で、この更生訓練と。精神的な方の離職ですから、理由は何ですかといえばそうなんですけれども、もう少し市は、こういう離職者がふえてきたりしていることについては、分析といいますか、原因というか、精神的に病んでしまったとしても、どういうことが原因でそうなってしまうかなど、分析していることがあれば、市としての分析はどのように行っているのかということで1点と、最近、障害児通所給付事業につきまして、児童デイということが、以前ではないサービスとして出てきたように私は思いますが、今2カ所ふえたということですが、春日部市は現在、この放課後児童デイといわれる施設は幾つあって、2つふえて幾つだというのではなく、幾つあるのかと。主にその規模というのはどんなふうに、主でいいんですけれども、何人ぐらい入所できるとか、そういうことで、どんな感じなのかと。また、その担っている人たちはどんな人たちなのか。運営している人たちですね。わかる範囲で結構ですが、それについて少し知っておきたいと思います。
以上です。
◎飯口 障がい
者支援課長
まず、1点目の離職の分析でございますが、離職の原因の分析は特にできていないんですが、この更生訓練については、サービスを行う事業所がふえてきたことから、制度を使いながら訓練を行っていきたいという人がふえているというふうに考えてございます。
また、放課後等児童デイでございますが、こちらにつきましては、規模としましては、いわゆるあいている民家だったり、あとはコンビニの跡地を使っているところもございます。一時的な預かりで、ほとんどのところは定員が10名というような形でやっているところです。現在のところ、市内では10カ所設置されているところでございます。
以上でございます。
◆並木 委員
すみません、幾つか。
今の補正予算書の29ページで、福祉タクシー券が344万円の補正増になっているんですが、福祉タクシー券が年度の途中に補正増というのは、ちょっと私の印象としては珍しくて、大体予算を使い切っていないイメージが多いものですから、対象者がふえたのか、それともその単価が上がったのかわかりませんが、ご説明をいただきたいというのが1つと、あと、燃料のほうはそれなりに重宝されているんですけれども、福祉タクシーについて、1メーター、基本料というんですか、が、その1回につき補助されるという仕組みなんですが、移動の手段が大体いつでもタクシーに乗るという障害者にとっては、1区画だけの補助というのがなかなか使いにくいという声がありまして、もう少し金額で補助してもらうとか、例えば10枚タクシー券を持っていたとすると、1回700円とかの補助だったとしても、それ以上乗ったらそれは使えない、実費になるわけですよね。遠出をしたりするときに補助が使えないというのが、結構負担が大きいので、もう少し使いやすくしてもらえないだろうかという要望を最近聞くんですけれども、そういう要望は市のほうは聞いているか聞いていないか、改善の考えなどはあるかないかということをあわせて伺っておきたいなと思います。
それと、30ページぐらいのところから、児童福祉費に関して、国から保育緊急確保事業費補助金というのが至るところに出てきまして、そこら辺にかかわって財源の振り分けが変わっておりまして、多分これは子ども・子育ての関係ではないかなと想像はしたわけなんですけれども、ここら辺の内容について説明をしていただけたらということと、今選挙中ですけれども、消費税がどうも先送りになる見通しじゃないですか。それで、この消費税の増税が子ども・子育て新制度の財源というふうに言われていましたので、4月から実施はするんでしょうけれども、財源がこれはどういうふうになるのか、国のほうからの方針を伺っていれば、財源の手当の方法についてお答えをいただきたいなというふうに思います。
それから、32ページかな、放課後児童クラブ増設のための実施設計ということで、3クラブ、今回の補正になっておりますけれども、3クラブそれぞれの現状、何人却下したとか、受け入れているとかいうことも含めて、それぞれの状況と、今後の増設の見通しですね、いつから開設になるのかということについて。
同じページで、私立幼稚園の就園奨励補助金が4300万の補正増ということですので、これについても内容をお示しいただきたいというふうに思います。
以上です。
◎飯口 障がい
者支援課長
福祉タクシー・自動車燃料費助成事業につきましてのご質疑に答弁いたします。
今回補正を行わせていただく要因といたしまして、347万7000円の増額をお願いするところでございますが、まず大きな要因としては、ガソリン価格の高騰によりまして、自動車燃料費といたしまして277万円の増額をお願いするものでございます。またあわせまして、消費税増税に伴いましてタクシー料金が改定されたことに伴いまして、値上げ分について70万7000円を増額させていただくものでございます。
次に、この制度を利用しやすくする方策等でございますが、こちらの制度につきましては、あくまでタクシー、それから自動車燃料費の一部を補助するものとして考えているところでございますが、タクシーにつきましては、その料金への補助という部分は、県がタクシー協会と協定を結んで、県内各自治体同一の方法をとっております。そのことから、市内の対象者が他市においても、タクシー券の利用ができていて、利便性の向上につながっていることから、これを改めるつもりは、今のところございません。
ただ、この制度を使いやすくするための本市としての取り組みといたしましては、多くの自治体が、福祉タクシー券か自動車燃料券どちらかを選択してくださいということになっているかと思いますが、本市からは、その利用者からの声によりまして、職員の手間はかかっておるところなんですが、半分ずつの併用をしているところでございます。県内では、春日部市といたしましては、春日部市と1市あるということを把握しているところでございます。
以上でございます。
◎小堀
福祉部子育て支援担当次長兼保育課長
補正予算に関する説明書の30ページからのご質疑に答弁申し上げます。
初めに、財源の振りかえの関係でございます。
こちらにつきましては、保育緊急確保事業が実施されるということに伴います財源の振りかえということで、今回、新制度への円滑な移行を図るために、新制度における地域子ども・
子育て支援事業を全国的に支援する国の緊急確保事業が創設されたというところでございます。これに伴いまして、県の補助金、国から県を通して来る補助金ですが、この補助金の補助率の変更にあわせまして、市の一般財源の振りかえ、それと負担が一部軽減されるというところになります。
具体的に申し上げますと、春日部市が対象になりますのは、春日部市の児童館等の地域子育て支援拠点支援事業、ファミリーサポート
センター事業、認定こども園事業、保育士処遇改善臨時特例事業、一時預かり保育事業、保育所のほうでの地域子育て支援拠点事業、それと乳児家庭全戸訪問事業、こちらが補助対象となってございます。補助率がそれぞれ異なるのですが、主には県と市がそれぞれ2分の1であったものが、国が3分の1、県が3分の1、市が3分の1となるなど、補助率の変更がありまして、結果としまして市の一般財源の負担も軽減されたというところでございます。
それから、消費税が先送りになりますと、今後、新制度はどうなるのかということでございます。
これにつきまして、総理発言の報道等では、子育て支援は待ったなしということで、予定どおり来年の4月から実施する方針というところで、現在の流れだと認識しているところでございます。
それに伴いまして、消費税先送りによる財源確保につきましては、まだ国から具体的なものは示されてございませんが、現段階ではつなぎ国債等を発行するなど検討されているということで伺っているところでございます。
次に、放課後児童クラブの関係でございます。こちらにつきまして、今回増額補正で設計を行いますのは、内牧、南桜井、それから中野放課後児童クラブの実施設計の業務委託を行うための補正でございます。
こちらにつきまして、現状でございますが、現在、待機児童ということで定員オーバーしている状況はございませんが、来年度以降、6年生までの対象児童拡大、これに伴いまして、入室の増加が見込まれる市内のクラブにおいて優先的に、まずこの3学校において定員が超過するということを想定した上で、量の確保を行いたいというところでございます。
なお、開設につきましては、工事につきましては、設計が終わりまして27年度の予算ということで、4月以降の工事の契約、その後、今回、教室を利用するということで、特に学校の教育の支障とならない土日とか夏休み等の期間の工事ということなので、4月からの入室はできないのですが、早ければ秋以降に開設をしたいということで考えているところでございます。
次に、私立幼稚園就園奨励費の補助金の増の理由でございます。
こちらにつきましては、当初の見込みが2976人を見込んでいたところ、対象人数が3247人、271人増となったところでございます。
この増加の理由の主なものでございますけれども、特に新制度に伴いまして、子供の多い世帯の負担軽減ということの方向が示されておりまして、今回、特に小学校1年生から3年生の兄、姉を有する第2子、第3子以降の世帯につきまして、それまでは所得制限ということで補助の対象となっていなかった世帯なのですが、今回、所得割額の課税額で21万2000円を超える世帯、そちらは年収でいきますと680万円以上という世帯ですが、それが対象外であったものが今年度対象になったということで、第2子の場合ですと245人の増になったということが大きな要因でございます。
以上でございます。
◆並木 委員
わかりました。いいです。
○金子 委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
以上で議案第102号に対する質疑を終結いたします。
◇議案第103号の審査
○金子 委員長
次に、議案第103号「平成26年度春日部市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について」を議題といたします。
本案については、執行部の説明を省略したいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
それでは、議案第103号に対する質疑を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
質疑もありませんので、以上で議案第103号に対する質疑を終結いたします。
◇議案第104号の審査
○金子 委員長
次に、議案第104号「平成26年度春日部市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について」を議題といたします。
本案については、執行部の説明を省略したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
それでは、議案第104号に対する質疑を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
質疑もありませんので、以上で議案第104号に対する質疑を終結いたします。
◇議案第105号の審査
○金子 委員長
次に、議案第105号「平成26年度春日部市
介護保険特別会計補正予算(第2号)について」を議題といたします。
本案については、執行部の説明を省略したいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
それでは、議案第105号に対する質疑を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
質疑もありませんので、以上で議案第105号に対する質疑を終結いたします。
◇議案第106号の審査
○金子 委員長
次に、議案第106号「平成26年度
春日部市立看護専門学校特別会計補正予算(第2号)について」を議題といたします。
本案については、執行部の説明を省略したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
それでは、議案第106号に対する質疑を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
質疑もありませんので、以上で議案第106号に対する質疑を終結いたします。
◇議案第108号の審査
○金子 委員長
次に、議案第108号「平成26年度春日部市
病院事業会計補正予算(第3号)について」を議題といたします。
本案については、執行部の説明を省略したいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
それでは、議案第108号に対する質疑を求めます。
◆並木 委員
人件費の補正につきましては、人事院勧告に基づくものということで、そういう受けとめをしているんですけれども、
市立病院の場合は、企業会計として独自の給与体系を持つことができる、法的にはそういうことなんだろうなと思うんです。それで、特に医療職の確保がなかなか困難という中では、春日部市の給与体系とは別立ての医療職確保のための給与体系というようなことが、法的に可能なのかどうかというところも1つは確認をしたいんですけれども、そういうことを検討されたことがあるのかどうかというあたりをちょっと確認したいんですけれども。
◎深堀
経営管理課経営改善担当課長
ただいまの給与体系について説明させていただきます。
初めに、現在の給与体系でございますが、基本的には国と県の医療職の給与体系を参考にして、現在の給与規程の中で、定めてございます。また、この給与体系を県内の他の自治体病院と比較しましてもそれほど大きな違いはないというところから、給与体系そのものを大きく変えて対応するようなところは、現状では検討していないような状況でございます。
◆並木 委員
じゃ、すみません、もう1回だけ。
他の自治体病院との比較では余り大差はないということですが、民間病院と比較しますと、そこはどうなんですか。
◎深堀
経営管理課経営改善担当課長
確かに民間の医療機関と比較した場合、医師については、特に民間の医療機関の場合は、給与体系というよりも、個人個人の契約、いわゆる年俸制で、その医師一人一人に対して給与が違う、そういった制度をとっているところも確かにあると。ただ、その方式そのものを公立病院に持ち込むこと自体はちょっと難しいと考えております。
◆並木 委員
結構です。
○金子 委員長
ほかにございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
以上で議案第108号に対する質疑を終結いたします。
◇議案第116号の審査
○金子 委員長
次に、議案第116号「春日部市
国民健康保険条例の一部改正について」を議題といたします。
本案については、執行部の説明を省略したいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
それでは、議案第116号に対する質疑を求めます。
◆並木 委員
今回、出産育児一時金が39万円から40万4000円ということで、1万4000円、非常に何かこう細かい増額になるわけなんですけれども、この理由といいますか、根拠といいますか、そこだけ確認させてください。
◎会田
健康保険部参事兼
国民健康保険課長
議案第116号「春日部市
国民健康保険条例の一部改正について」のご質疑に答弁申し上げます。議案書では87ページになります。
今回、39万円から40万4000円に引き上げられた理由と積算の根拠ですが、出産一時金につきましては、それまで、支給基準額の39万円と、分娩時の重度の脳性まひなどの医療事故を補償するための産科医療補償制度の掛金の3万円を加算額として、合わせて42万円を支給しているところです。
今回、国の社会保障審議会の中で、実際にはこの分娩時の事故の件数が当初の見込みより少なくなっているということから、この産科医療補償制度の掛金の3万円を1万4000円引き下げて1万6000円とする方針が決まったところで、これを受けて国は、この産科医療補償制度の掛金を引き下げたというところです。
一方、出産育児一時金については、現在の出産にかかる費用が年々増加していることから、支給額を逆に引き下げた分の1万4000円を引き上げて40万4000円としたところで、産科補償制度の掛金の1万6000円と40万4000円を足して、現在の支給額の42万円を維持するというのが、健康保険法の施行令が改正されたということでございます。それをもって、
国民健康保険条例についても同様の取り扱いとするということで、今回改正すると。
以上です。
◆並木 委員
わかりました。
○金子 委員長
ほかにございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
以上で議案第116号に対する質疑を終結いたします。
◎請願の審査
○金子 委員長
続いて、請願の審査に入ります。
傍聴はありますか。
暫時休憩いたします。
休憩 11:50
再開 11:52
《傍聴人入室》
○金子 委員長
それでは、再開いたします。
◇請願第16号の審査
○金子 委員長
請願第16号「安全で安心の医療・介護の実現のために夜勤改善と大幅増員を求める意見書を国・県に提出することを求める請願」を議題といたします。
当請願については、紹介議員の説明はいかがいたしましょうか。
〔「お願いします」「いいです」と言う人あり〕
○金子 委員長
それでは、当請願に対する各委員の意見を求めます。
◆並木 委員
紹介議員でありますので、一言意見を述べさせていただきたいと思います。
春日部
市立病院、今、この委員会の後にも見学に行くようですけれども、市民の皆さんからは、新病院が市民の命を守るとりでとしてその役割を発揮してもらいたいという大きな期待が寄せられております。
しかしながら、埼玉県は、全国一医師が少ないと、こういう県でありまして、現在の
市立病院においても、産科の医師が退職をされるというようなお話も伺っておりまして、なかなか新病院が建設される期待に応えられるかどうかという点でも、やはり不安もあるというのが現状ではないかと思います。
請願書にありますとおり、厚生労働省としても、看護師などの確保については、通知を出して確保を求めるというふうな姿勢でありますので、これが実効あるものとして十分機能するためにも、春日部市からもぜひ意見書を提出してもらいたいなと思います。
書いてありますとおり、その要望項目としては、医師、看護師などの過酷な労働実態の改善、それから医師、看護師の増員、そして安心・安全の医療・介護と、こういうことでございまして、これはもう全市民の願いだというふうに思いますので、よろしくご審議のほどお願いいたします。
○金子 委員長
ほかに意見ございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
以上で請願第16号に対する意見を終結いたします。
◎陳情の意見交換
○金子 委員長
続いて、陳情の意見交換に入ります。
◇陳情第2号の意見交換
○金子 委員長
陳情第2号「陳情(
市町村公的審議会等委員への
宅地建物取引業者の登用に関する件外3件)、
厚生福祉委員会所管分について」を議題といたします。
当陳情に対して意見のある委員は挙手をお願いいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
意見もありませんので、陳情第2号に対する意見交換を終結いたします。
12時に近づきましたので、暫時休憩をいたします。再開は午後1時といたします。
休憩 11:56
再開 13:00
○金子 委員長
それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
◎議案に対する討論、採決
○金子 委員長
引き続き、当委員会に付託されました議案11件及び請願1件について順次討論を行い、採決をいたします。
◇議案第94号に対する討論、採決
○金子 委員長
最初に、議案第94号「春日部市
保育所条例の一部改正について」討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
討論もありませんので、討論を終結し、採決をいたします。
本案に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
○金子 委員長
挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
◇議案第95号に対する討論、採決
○金子 委員長
次に、議案第95号「
春日部市立ふじ学園条例の一部改正について」討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
討論もありませんので、討論を終結し、採決をいたします。
本案に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
○金子 委員長
挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
◇議案第99号に対する討論、採決
○金子 委員長
次に、議案第99号「
指定管理者の指定について(春日部市春日部第1
児童センター)」について討論を求めます。
◆並木 委員
春日部第1
児童センター、通称
エンゼル・ドームですけれども、引き続き、こどもの森に
指定管理が任されると、こういう案件です。
質疑を行いましたけれども、例えばこの25年度の事業の中で、
親水エリアの水道料など、見込みから大きく費用がかかっているにもかかわらず、それは市が補填をしないと、こういう運営のあり方についても大きく疑問を感じますし、また、職員の人件費という点でも、民間の雇用契約に市は口出しする立場にないということですから、市の施設で働いているにもかかわらず、まさに
官製ワーキングプアを生み出す、こういう仕組みが
指定管理者制度だということがこの中で明らかになりました。
エンゼル・ドームにつきましては、
子供たちに大変喜ばれている施設でありまして、
親水エリアができたということで、さらに利用が大きくふえているわけなんですけれども、やはりこの
子供たちが安心して利用できる、そういう施設になるためには、これがきちんと市が責任を持って、事業のレベルもそうですけれども、職員の待遇などについても、それにふさわしい待遇に引き上げるということが必要だというふうに指摘をして、この案件には反対をいたします。
◆水沼 委員
議案第99号「
指定管理者の指定について」、新政の会を代表し、賛成の立場から討論いたします。
株式会社こどもの森はこれまで、春日部第1
児童センターを初め、埼玉県内や東京都内において、児童館やほかの児童福祉施設の
指定管理実績を有しております。平成22年度の
指定管理者制度導入以来、自然はっけん塾、
親水広場の水遊び、お月見会、運動会、
ハロウィンイベント、
クリスマスコンサートなど、四季折々の特色を持ったさまざまな事業を実施しており、春日部第1
児童センターの来館者数を県内第3位に増加させるなど、現在も良好な運営を行っており、地域に密着した児童館運営を実施しております。
今後においても、これらの豊富な運営実績のもと、民間手法を生かしたサービスや、公平性、安全性を考慮した安定した運営が見込めるとともに、適正な施設管理が期待できる点を評価し、本議案に賛成いたします。
以上です。
○金子 委員長
以上で討論を終結し、採決をいたします。
本案に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手多数〕
○金子 委員長
挙手多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
◇議案第101号に対する討論、採決
○金子 委員長
次に、議案第101号「
指定管理者の指定、
厚生福祉委員会所管分について(
春日部市立武里図書館、
春日部市立庄和図書館及び春日部市
庄和児童センター)」討論を求めます。
◆大野 委員
議案第101号「
指定管理者の指定について」、
庄和児童センターにかかわって、反対の立場で討論を行います。
指定管理者の問題は、大きくは、継続性、専門性、職員の待遇の3点にかかわります。
継続性においては、何よりも、約5年で管理者がかわろうとしています。
庄和児童センターは順調に利用者を伸ばしていました。高校生の利用者をふやすという取り組みも行い、高校生の居場所ともなっていました。このような取り組みが継続されるという保証はありません。市民にとって親しまれてきた取り組みが変わってしまうことは、市民サービスが向上したとは言えないと考えます。
指定管理者制度自体が、
指定管理者が努力しサービスを向上させたとしても、変わってしまうという、そういう制度上の問題、可能性を持っています。
専門性においては、館長が専門的な資格がなくてもできるということがわかりました。確かに経験などはきちんと問うているようですけれども、やはり館長を初め
児童厚生員の皆さんというのは、ただ遊べればいいということではないと思います。子育て中のお母さんへのアドバイスや利用する児童への適切な働きかけも重要です。
職員の待遇におきましては、人件費が総額でしかわからず、個々の職員の実態がわからないことも問題です。また、総額から見ても、決して十分な給与とは言えないと考えられます。
指定管理者は、
官製ワーキングプアを目指していると言わざるを得ません。
そのほか、備品・施設の修繕など、管理料との関係とは思われますが、速やかな改善が行われないとの市民からの声も多数あります。市の施設は市の直営とし、市民の声を反映して、市が責任を持って市民サービスに取り組むべきです。
以上を指摘し、反対討論とします。
◆水沼 委員
議案第101号「
指定管理者の指定について、
厚生福祉委員会所管分について」、新政の会を代表し、賛成の立場から討論いたします。
新たに
指定管理者候補者として選定されたKasukaBE TRC GROUPについては、保育事業の運営などにおいて培ってきた専門的な知識やノウハウにすぐれ、さらによりよい
児童センター運営ができるものとして、総合的な審査により選定されたところであります。
指定管理者制度導入によって、民間事業者の能力を十分に生かしながら、市がしっかりと指導監督を行い、安定した良好な市民サービスが継続してできるよう強く要望いたします。
また、市民サービス向上の観点から、
児童センター3館がそれぞれの特色を生かしながら、これまでにも増して市民に愛され、本市の児童福祉の推進に寄与することを期待いたしまして、賛成討論といたします。
以上です。
○金子 委員長
以上で討論を終結し、採決をいたします。
本案に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手多数〕
○金子 委員長
挙手多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
◇議案第102号に対する討論、採決
○金子 委員長
次に、議案第102号「平成26年度春日部市
一般会計補正予算(第7号)、
厚生福祉委員会所管分について」討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
討論もありませんので、討論を終結し、採決をいたします。
本案に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
○金子 委員長
挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
◇議案第103号に対する討論、採決
○金子 委員長
次に、議案第103号「平成26年度春日部市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について」討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
討論もありませんので、討論を終結し、採決をいたします。
本案に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
○金子 委員長
挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
◇議案第104号に対する討論、採決
○金子 委員長
次に、議案第104号「平成26年度春日部市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について」討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
討論もありませんので、討論を終結し、採決をいたします。
本案に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
○金子 委員長
挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
◇議案第105号に対する討論、採決
○金子 委員長
次に、議案第105号「平成26年度春日部市
介護保険特別会計補正予算(第2号)について」討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
討論がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。
本案に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
○金子 委員長
挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
◇議案第106号に対する討論、採決
○金子 委員長
次に、議案第106号「平成26年度
春日部市立看護専門学校特別会計補正予算(第2号)について」討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
討論がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。
本案に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
○金子 委員長
挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
◇議案第108号に対する討論、採決
○金子 委員長
次に、議案第108号「平成26年度春日部市
病院事業会計補正予算(第3号)について」討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
討論がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。
本案に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
○金子 委員長
挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
◇議案第116号に対する討論、採決
○金子 委員長
次に、議案第116号「春日部市
国民健康保険条例の一部改正について」討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
討論がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。
本案に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
○金子 委員長
挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
◎請願に対する討論、採決
○金子 委員長
続いて、請願の討論、採決に入ります。
◇請願第16号に対する討論、採決
○金子 委員長
請願第16号「安全で安心の医療・介護の実現のために夜勤改善と大幅増員を求める意見書を国・県に提出することを求める請願」について討論を求めます。
◆並木 委員
紹介議員の一人として、採択の立場で討論を行います。
少子高齢化の時代を迎えるに当たりまして、医療の充実はまさに誰もが望むことだというふうに思います。しかし、現場の深刻な人員・人手不足、これは、かつて
市立病院が医師不足のために小児科、産科を一時休診とせざるを得なかった、あるいは看護師不足のために病棟の一部を閉鎖せざるを得なかった、こういう経験をしたからこそ、この改善のために春日部市議会としても大いに声を上げるべきだというふうに私は思います。
厚生労働省が2度にわたって、医療分野の雇用の質を向上させると、こういう通知を出しているにもかかわらず、現場は改善されていないという、この実態に照らして、厚生労働省の通知を実効あるものにして、地域医療再生のために社会保障、医療の充実を望むという、これは春日部市民の共通の願いというふうに思います。
よって、市議会としてこの意見書を国に提出することを強く求めて、賛成討論といたします。よろしくお願いします。
○金子 委員長
ほかにございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
以上で討論を終結し、採決をいたします。
本請願に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手少数〕
○金子 委員長
挙手少数であります。
よって、本請願は不採択とすべきものと決しました。
以上で、当委員会に付託された議案及び請願の審査、並びに陳情の意見交換は全て終了いたしました。
傍聴の方は退出願います。
《傍聴人退室》
○金子 委員長
再開いたします。
なお、お諮りいたします。
ただいま議決した議案に関する委員会報告書の作成等については、委員長に一任願いたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
ご異議なしと認めます。
よって、委員会報告書の作成等については、委員長に一任していただくことに決しました。
◎閉会中の特定事件について
○金子 委員長
次に、閉会中の特定事件についてを議題といたします。
事務局、資料の配付をお願いいたします。
《特定事件一覧表、報告事項配付》
○金子 委員長
閉会中の特定事件は、お手元に配付したとおりの内容でよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○金子 委員長
それでは、閉会中の特定事件については、この旨、議長に報告しておきます。
◎報告事項
○金子 委員長
次に、その他ということで報告事項があるようですので、順次報告を願います。
《執行部より報告》
◎大澤 福祉部長
福祉部の私の所管する所属のほうから3件、報告事項がございますので、各担当課長から報告をさせますので、よろしくお願いします。
◎新井
生活支援課保護担当課長
報告事項1につきましては、恐れ入ります、専決処分事項の報告書4ページをごらんいただきたいと思います。
専決第15号でございます。「自動車事故に係る和解及び損害賠償の額を定めるについて」でございます。
相手方につきましては、
専決処分書記載のとおりでございます。
事故の概要でございますが、国道4号バイパス庄和インター北交差点で発生しました自動車事故でございます。
損害賠償額及び和解の要旨につきましては、
専決処分書記載のとおりでございます。
なお、損害賠償金の支払いにつきましては、予備費から充用させていただいております。
以上でございます。
◎芳池
高齢者支援課長
報告事項2「春日部市
高齢者保健福祉計画及び
介護保険事業計画」につきまして報告申し上げます。
内容につきましては、春日部市
高齢者保健福祉計画及び
介護保険事業計画は、老人福祉法と介護保険法に基づき策定するもので、今後3年間の高齢者福祉や介護保険サービス等の数値目標やサービスの見込み量を定めている計画です。
計画期間を平成27年度から29年度までとする第6期計画案がまとまりましたので、春日部市
高齢者保健福祉計画等推進審議会に諮問するとともに、市民意見提出手続を平成26年12月22日から27年1月20日まで実施するものです。
以上でございます。
◎飯口 障がい
者支援課長
報告事項の3「春日部市
障害福祉計画」につきまして報告申し上げます。
障害福祉計画は、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づき、サービス提供体制の確保等を定める計画で、障害者基本法に基づく春日部市障害者計画の実施計画として位置づけられるものです。本年度は、現計画の見直しを行い、平成27年度からを計画期間とする新たな計画の策定を行っております。
計画案がまとまりましたので、市民意見提出手続を平成26年12月22日から平成27年1月20日までいたします。
以上でございます。
◎大川 福祉部
子育て支援担当部長
福祉部子育て支援担当でございます。
春日部市子ども・
子育て支援事業計画について、保育課長より報告させていただきます。
◎小堀
福祉部子育て支援担当次長兼保育課長
報告事項4「春日部市子ども・
子育て支援事業計画」についてご報告申し上げます。
こちらの事業計画につきましては、本年6月、当委員会におきまして、策定の予定ということでご報告を申し上げました。その後の進捗状況につきましてご報告申し上げます。
本年10月に庁内の策定委員会におきまして素案の策定をいたしまして、その後、子育て支援審議会に諮問をしているところでございます。
現在、12月1日から1月5日月曜日まで市民意見提出手続を実施いたしまして、その後、その意見を反映した上で、子ども・子育て支援審議会の答申後、来年3月に事業計画を策定する予定でございます。
以上でございます。
◎落合
病院事務部長
病院事務より4件ご報告させていただきます。
各課長から報告させていただきますので、よろしくお願いします。
◎菱沼 医事課長
報告事項5「
産婦人科分娩の取り扱いについて」報告いたします。
現在、新病院に向けて各診療科の体制整備に努めているところです。その中で、産婦人科医師の確保につきましては、現状の産婦人科医師不足の状況から、体制整備に時間がかかっている状況であります。
こうした中、産婦人科において12月下旬に医師1名の退職が見込まれ、常勤医師が減員となることや、新病院における新体制整備準備期間を考慮し、やむなく平成27年6月受け付け分からの分娩取り扱いを見合わせることになりました。
なお、現在予定している5月出産予定までの分娩につきましては、責任を持って対応してまいります。
新病院に向けて産婦人科の体制整備に全力で取り組んでまいりますので、ご理解をお願いいたします。
次に、報告事項6「年末の臨時診療について」報告いたします。
市立病院では、休日が連続する年末年始において、患者様の疾病に対する不安を取り除くとともに、必要に応じて診療が受けられるよう、昨年同様、12月31日に臨時外来診療を行います。広報かすかべにこの旨を掲載し、市民に周知してまいります。
以上です。
◎紺野 新
病院整備課新
病院建設担当課長
報告事項7「新
病院建設工事の進捗状況」につきまして報告申し上げます。
9月から新病院の本格的な建設工事が始まり、約3カ月が経過いたしました。この間、進めてきました山どめ工事、くい工事、土工事は順調に進んでおります。掘削した地盤が崩れないようにするための山どめ工事と、建物の基礎となるくいを打設するくい工事につきましては、11月中旬に完了いたしました。10月下旬からは、地面を掘り下げて土砂を運搬する土工事を開始しましたが、11月からはより本格化し、順調に進んでおります。11月下旬からは、建物の基礎をつくる基礎駆体工事を進めておりますが、来年の1月から2月ごろに、建物と基礎の間に地震対策のための免震装置を設置する予定となっております。
新
病院建設工事の進捗状況につきましては、市のホームページにおいて、工事現場の定点観測写真などを掲載しながらお伝えしております。また、工事を進めるに当たっては、近隣住民の理解と協力を得ることが必要不可欠であることから、近隣住民が、現在行われている工事の状況を把握することができるよう、月間の工事予定と概要をまとめたお知らせを毎月作成、配布し、周知に努めております。
なお、現在、新病院敷地の周辺道路においては、市役所、新病院側への新たな歩道の整備と、あわせて歩道下部への雨水地下貯留施設の整備工事が建設部によって進められております。新病院敷地に計画していたケヤキの保存につきましては、ケヤキの根が想定よりも歩道側に張り出しており、雨水地下貯留施設を整備することによりましてケヤキの転倒などが懸念されることから、周辺への安全を考慮いたしまして、残念ながら伐採することとなりました。なお、現在保存しております樹木、イチョウ、サルスベリ、その周辺に移植する予定でございます。
以上でございます。
続きまして、報告事項8「新病院のアメニティースペース」につきまして報告申し上げます。
新病院におけるアメニティースペースにつきましては、1階エントランスホール横に喫茶室及び患者図書室、エレベーターホール周辺に売店及びATM、2階エスカレーター横に外来食堂を予定しておりましたが、このうち喫茶室、ATM、外来食堂につきましては、病床規模から事業としての採算性に難しい面があることがわかりました。このため、来院者の利便性や事業者の参入可能性を考慮いたしまして、アメニティースペースを変更する方向で検討を進めているところでございます。
恐れ入りますが、お手元に配付しております別添資料をご参照いただければと思います。インデックスの8番、別添資料でございます。すみませんが、よろしくお願いいたします。
1ページでございますが、アメニティースペースの変更箇所についての比較一覧でございます。こちらを参照していただきながら、次のページ、2ページ、変更後の1階平面図をごらんください。
赤枠で囲まれた①の部分、変更前は喫茶室及び患者図書室、変更後はATMやイートインスペースを附帯したコンビニエンスストアへ、次に、②の部分、変更前は売店及びATM、変更後は予備室へ。
続きまして、3ページ、変更後の2階の平面図をごらんください。
③の部分、変更前は外来食堂でございます。変更後は、簡単な飲食スペースと患者図書室を共用する患者ラウンジへ。
以上3カ所のアメニティースペースを変更する方向で検討を進めているところでございます。
なお、当資料につきましては、委員会終了後、当委員会委員以外の議員の皆様に配付させていただきます。
以上でございます。
○金子 委員長
ほかに何かございますか。
◆大野 委員
幾つか質問します。
専決第15号と、下柳のバイパスの側道と、私もイメージはしっかりできるところですけれども、市が過失割合が100%ということなので、やはりそれはなぜかということをきちっと確認しておきたいと思います。
私は、あともう一つは、今後、この先ほどの福祉課のほうの報告の中で、それぞれ計画ができてきて、意見提出の期間を設けて手続をしていくということでしたが、市民が、これをしっかりして、回答などを考えていくことは重要なことなんですが、ごめんなさい、3つのことにつきまして、それぞれ市民提出の意見手続とは、どんなふうに市民の意見を聞いていくのかという、その方法をそれぞれ、まず示していただきたいと思います。
以上です。
◎新井
生活支援課保護担当課長
この事故の過失割合、市が100%ということでございますが、保険会社が言うには、信頼の原則があるということで、本線のほうは、この交差点では直進しかしてはならない。そこを左折したということで、その信頼の原則に照らし、相手には過失を問えないということだそうでございます。
具体的に10月の臨時会のときの報告でさせていただきましたが、側道が本線と合流したところで、それが本線の直進左折専用のレーンになってしまうものですから、そのちょうど真ん中のレーンになり、直進しかできなくなるものです。
◆大野 委員
わかりました。
◎芳池
高齢者支援課長
市民意見提出手続の流れだと思いますが、それについて回答させていただきます。
意見募集期間は、先ほど申し上げたとおり、12月22日から1月20日までの30日間でございます。
周知につきましては、広報12月号、既にもう掲載をされておりまして、これから市ホームページにも募集の内容を掲載していくこととなっております。
公表場所といたしましては、市役所本庁では
高齢者支援課及び市政情報室、また庄和総合支所の市政情報室、そのほか教育
センターなど市内公共施設、合計で23カ所で資料を公表してまいります。
対象といたしましては、市内在住・在勤・在学する人、または、市内で活動する個人及び団体で、提出方法につきましては、計画案を公表している場所へ直接持参するか郵送によりまして、意見集約をすることとしております。
以上でございます。
◎飯口 障がい
者支援課長
障害福祉計画につきましても同様でございます。
以上でございます。
◎小堀
福祉部子育て支援担当次長兼保育課長
子ども・
子育て支援事業計画につきましても、市民意見提出手続の募集要項ほかにつきましては同様でございます。
◆大野 委員
1点だけいいですか。
前回も、何かあるときにこういうことは毎回言っていますけれども、何かのときに、この書類というのは大変膨大ということで、市民の方がそれを見るだけではなかなか理解できないと。それで、住所などをはっきりさせて、貸し出して、特別にだったと思いますけれども、そういうことがあったように自分は記憶しているんです。貸し出していただいて、きちっと責任を持って返すという。
今回、そういう辺のことはどうでしょう。非常に分厚いんだと思うんですけれども、実際に見ていませんけれども、市民はそこだけで見て意見を提出するというのは、特に団体にも見せるという、今、お話もあったという点では、団体の中で検討するとか、そういうこともあると思うんですよ。特別な場合というか、貸し出すということは検討されているでしょうか。
◎芳池
高齢者支援課長
現在のところ、貸し出しということは考えておりません。ホームページへ掲載することで考えております。
◆大野 委員
わかりました。
○金子 委員長
ほかにございませんか。
◆並木 委員
市立病院の産婦人科というか、その出産、分娩の報告についてなんですけれども、1名の退職が見込まれて、常勤医師が減員ということなんですけれども、これは現在何人いて、1名の退職によって何人になるのかということをきちんと報告していただきたいなというふうに思います。
それから、実際に、この文章によると、新病院の新体制準備を考慮すると、分娩の取り扱いは見合わせというふうになりますというふうな文章になっていますが、理由は、いろいろ準備をしなくちゃいけないので、分娩はもうできないよと、そういうことなんでしょうか。
私は、これはちょっと納得しかねると思います。医師確保の努力はどういうふうにされているのか、それから、新病院に向けては全力で取り組みますというふうになっていますけれども、ここの見通しはどうなのか、そういうことでご説明をお願いします。
◎菱沼 医事課長
現在の産婦人科の医師の人数でございますが、現在2人でございます。12月に1人退職の予定ですので、1人になるという状況でございます。
◆並木 委員
1月から1人ですね。
◎菱沼 医事課長
はい。
◆並木 委員
その見合わせる理由は、新体制準備だからということなんですか。
◎落合
病院事務部長
医師の体制ということですので、私のほうからお答えさせていただきますが、基本的に、これは前もご指摘のように、安定的に医師の確保というのがどうしても必要だろうというように思っております。こういうことにならないようにという意味を含めて。
ですので、例えば1人になったときに、民間医局も募集はしているんですけれども、それで、手っ取り早く何か短期間だけ勤めて、やめてしまうということもあり、そういうことのないように、新病院に向けて、例えばしっかりした大学と連携をするとか、しっかりした体制のところと連携するよう、日本大学を含めてですけれども、そういうようなところの協議を進めさせていただけるようお時間いただきたいというようなお話で、そういうことを書かせていただいたということでございます。
◆並木 委員
本来、春日部
市立病院で出産が安定的にできるといいますか、必要な産科の医師は、本来は何人必要なんだろうか。
新病院には何名でスタートしたいというふうに思っているのか。
それと、安定的な医師確保の見通しは、今現在は、新病院のスタートと同時にというふうなぐらいの目安なんでしょうか。そこももう一度お願いします。
◎落合
病院事務部長
当初、私どもの病院、4名の産婦人科医がおりまして、補充がなかなかままならないという中で、このような大変申しわけないことになってしまったということですが、最低でもその人数は必要だろうというように思っております。
ただ、NICUとかいろいろな関連もございますので、最終的にはそこをちょっと詰めさせていただくというふうに、今、人数は思っております。
それと、もう1点、何でしたっけ。
◆並木 委員
安定的にその供給できる仕組みを、いつごろをめどに進めているか。
◎落合
病院事務部長
それはもう早ければ早いほどいいというのは私たちも思っておりますが、産婦人科の医師の不足というのは、やはり春日部
市立病院だけではなくて、日本じゅうのことでございますので、目途というのはなかなか現時点ではちょっとお答えができないんですが、新病院ではこういうことがないようにするということは意識して、しっかり取り組んでおります。
◆並木 委員
じゃ、もう1回。
4名必要と思うけれども、1人しか残らなくなってしまうと。もう3人もやめてしまっているその主な理由はどういうことでしょうか。
◎落合
病院事務部長
3名のうちの1人は定年退職になります。1人は民間医局からご紹介いただいた先生だったんです。それで、どちらかというと、給与面など有利なところにと考え、多分それぞれの考え方があったと思いますが、民間医局のご紹介ですので、帰属意識というのはなかなか持っていただけなかった。そういうことも含めて、やはりしっかりしたところから連携していただかないと、こういうことになるんだなということも含めて、その反省も含めてしっかりやっていきたいと思っております。
◆並木 委員
頑張ってくださいませ。
○金子 委員長
よろしいですかね。
〔「はい」と言う人あり〕
○金子 委員長
じゃ、以上をもちまして、
厚生福祉委員会を閉会いたします。
ご苦労さまでした。
閉会 13:37...